人月じゃないのよ開発は

via 6000人が作ったシステムは必ず動く | 日経 xTECH(クロステック)
6千人という規模で行われた開発というのは確かにすごいとは思う。
実際のところ、200のサブプロジェクトに分かれていたようなので1プロジェクト30人
のようだ。
ということは200個の関連からさまざまなインタフェーステストが考えられるわけで、
プロジェクトの成否はテストケースの網羅とテストの品質にあると言っていいだろう。
総合テストなりなんなり半年以上費やしたといってもテストの項目次第では単に人海
戦術しましたということになってしまう。MUFGのシステム部門ならさすがにそんなこと
ではいけないことくらいわかってると思うけど、この記事はそういうところに触れてい
ないのが気になる。銀行という相当なレベルで失敗を許せないケースで、パターン
網羅と負荷に対するテストをどんな風に行ったのかが非常に気になる。
テスト期間中にどれだけのバグが発生し、修正をかけたのか。
いろいろな意味で注目に値するのは間違いない。
それと同時に、これが成功した暁には「ユーザ企業のITリテラシーが重要」という
ことに触れてもらいたいとも期待している。
美談とかにしてもしなくてもいいから、これほどの規模でのSIプロジェクト事例
として資料を見たいと強く思う。少しでも見せてくれるとすれば多分成功した場合
なので成功を祈っている。